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【詐欺】有名人の名前を使った詐欺広告が急増中・・・手口・対策まとめ

2025-09-26

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【詐欺】有名人の名前を使った詐欺広告が急増中・・・手口・対策まとめ

matchan

しがない会社員。 自分への備忘録や記録、少しでもプラスになる情報を発信できたらと思います。

こんにちは。matchanです。

最近「ホリエモンが株で大儲け!?」「ひろゆきが勧める投資法!」など、あたかも有名人が株や投資を紹介しているような広告を見かけたことがありませんか?

・・・それは本人と無関係な詐欺広告です。

こういった有名人の写真や名前を利用した詐欺の広告が増えています。最近はAI技術による進化した詐欺広告もよく見かけるようになりました。

有名人を利用したSNS投資詐欺が増えている

有名人の写真や名前を悪用し、儲け話を謳ってLINEや別サイトに誘導する、いわゆるSNS投資詐欺が増えています。

詐欺広告によく見られる文言

  • 投資
  • 暗号資産
  • 〇〇が勧める必勝法
  • 誰でも簡単に儲かる

XやInstagramをはじめとするSNSを使えば、今やだれもが一度は目にしたことがあるのではないでしょうか。

あたかも本人が喋っているかのような動画広告が急増

また、ここ最近では人物の動きや音声をAIで生成したディープフェイク動画」も使われており、あたかも本人が喋っているかのような動画広告も増えています。もちろん全て詐欺です。

確かにぱっと見は本人なのですが・・・、ところどころイントネーションや日本語がおかしいところがあるので、怪しいとわかります。

以前見かけた前澤友作氏のディープフェイク動画広告で、自身のことを「まえざわともさくです」と名乗っていたことがありましたが、思わず笑ってしまいました。

詐欺広告に実際に使われた有名人の事例

こうした詐欺広告には信憑性を高めるためか、実在の起業家・実業家といった人物が使われています。

  • 堀江貴文 氏
  • ひろゆき 氏
  • 高橋洋一 氏
  • 池上彰 氏
  • 前澤友作 氏
  • 孫正義 氏
  • 桐谷広人 氏
  • 三橋貴明 氏
  • ・・・などなど

おそらくまだまだいると思います。ひどいものだと天皇が使われているものもありました。

広告をクリックするとどうなるのか

こうした「有名人なりすまし広告」をクリックしてから、実際に金銭や個人情報が搾取されるまではおおよそ以下の流れになるようです(全てのパターンに当てはまるわけではありません)。

詐欺広告の典型的な流れ

段階内容の例
1.有名人の悪用ひろゆき氏やホリエモン、池上彰氏などを登場させ、「〇〇が絶賛した方法」「〇〇のインタビュー」といった形で信頼感を与える演出
2.偽装ニュース「日銀を提訴した」など現実にはあり得ない内容の偽記事や、AIで生成したディープフェイク映像を使って、本物らしさを演出
3.LINE登録へ誘導「無料で特別情報を受け取る」「LINE登録はこちら」などのボタンで、個別連絡・専用グループ・アプリへと誘導
4.振り込み要請「今だけ◯万円で参加可能」などで誘導
5.被害出金できない、個人情報が悪用されるなど

【STEP1】広告クリック→偽ニュースや偽インタビューのページへ

広告をクリックすると、有名なニュースサイト風やメディア風の「インタビュー記事」や「緊急会見」ページに遷移します。レイアウトは本物そっくりなのでパッと見は騙されてしまいそうです。

これらのページには「◯◯氏が一般公開」「今だけ」「誰でも簡単に」などの謳い文句が至る所に書かれており、コメント欄も「昨日20万円稼げた!」といった自作自演のコメントで埋められています。

【STEP2】LINEやメッセンジャー登録へ誘導

こうした偽のページから「無料で詳しい方法を配布」「限定コミュニティへ招待」などのボタンでLINE・Telegram・WhatsAppなどのアプリへ誘導されます。

そして、登録直後に「サポート担当」「アシスタント」を名乗る人物が即応答し、丁寧・親身な口調でこちらの警戒を解こうとしてきます。

【STEP3】小規模の“成功体験”を見せるグループチャット

自称“コミュニティ”や“研究会”を名乗るグループチャットへ招待されると、そこでは多数のメンバーが「利益報告」を投稿してきます(もちろんサクラ)。

その内容も「今の相場環境がチャンス」「今夜まで」「先着◯名」などの表現を使い『取り残されれてしまう不安感』を煽ってきます。

【STEP4】偽取引所・偽ツールの登録、少額入金でのテスト

実際に取引する偽サイトや偽ツールへ登録するよう誘導されます。その後「まずはテストで1〜3万円」など少額入金を促し、こちらの警戒を緩めようとしてきます。

詐欺ではなく本物であると思わせるため、利益が増えている“風”の数値を表示したり、小額の出金が最初だけ成功することがあります。

【STEP5】増額して追加送金を誘導

元手を増やせば利回りUP!」「大型案件に間に合うのは今だけ!」などの謳い文句とともに10万→30万→100万…と追加送金を誘導してきます。

担当者が「一緒にやりましょう!」「責任は私が持つ!」などと言ってきて距離を縮めてこようとします。

【STEP6】手数料や税金名目の“前払い”要求

完全に信じ込ませたら、「利益の出金には手数料◯%なんだよね」「税金の事前納付が必要なんだよね」などと理由をつけて料金の前払いを要求してきます。

出金エラーをわざと出してきて「今すぐ追加で◯万円払えば解除可能」と急かしてくるパターンもあります。

【STEP7】アカウント凍結・連絡断絶→逃亡

一定額を吸い上げた段階で、担当者は既読スルー。一気に蜘蛛の子を散らすように退散していきます。サイトにもアクセスできず、担当者への連絡が閉ざされ、どうすることもできない状態へ。

・・・このタイミングになると時すでに遅しです。

実際に広告をクリックしてどうなるか検証されている方もいらっしゃいます。

こうして見るとなんでこんなので騙される?って内容なんですが、ディープフェイクによる著名人を使った偽広告により騙される方も増えているのではないかと。

対策は「広告は信用しない」

基本的にこうした「儲かる」「投資」に関連する広告は信用しないのスタンスでいたほうがいいでしょう。これに尽きます。

もし本人が本当にそういった話をするのであれば、公式のSNSアカウントでアナウンスがあるはずなので、そちらをチェックしたほうがいいです。

もし被害に遭ったら?相談窓口と対応策

万が一被害に遭い「送金してしまった」「個人情報を入れてしまった」ことに気づいた場合、その後の行動が被害の拡大にまずは焦らずに冷静に行動しましょう。

もし送金してしまった場合は、絶対に追加送金せず連絡を断つ

万が一送金してしまった場合は以降の支払い・やり取りは即断ちましょう。LINE・SNS・メールはブロックし、証拠保全のため削除はせずミュートで徹底無視です。

証拠をすべて保存しておく

やり取りをした全ての証拠を保存しておきましょう。

  • 広告・チャット・自分や取引相手のプロフィール・送金画面・エラー画面のスクリーンショット
  • 入出金明細:ネットバンキングのPDF・通帳コピー・カード明細
  • 取引したサイトの情報:URLドメイン・アプリ名

支払い手段別の緊急対応

支払い手段直ちに行うこと
銀行振込すぐに振込先銀行の詐欺対応窓口へ連絡
クレジットカードカード裏面の連絡先へ不正利用申告→利用停止・再発行の手続き
デビット・プリペイド発行会社へ不正申告・カード停止の手続き
暗号資産(仮想通貨)送付先取引所が判明していれば凍結要請とKYT調査依頼
ギフト券・コード各発行元に未使用分の無効化を依頼

相談・通報先

以下の連絡先に相談・通報しましょう。

  • 188「消費者ホットライン」: 最寄りの消費生活センターにつながります。
  • #9110「警察相談専用電話」: 被害届の提出・捜査部門への取次ぎ
  • プラットフォーム通報:YouTube・X・Facebook の「広告を報告」から通報可能

やり取りに利用したアカウントのパスワード変更

LINE・Google・Apple ID など、やり取りに利用したアカウントのパスワードを即変更+二段階認証をやっておきましょう。

FAQ

本当に本人が投資を勧めている場合もあるの?

基本的に有名人がLINEやSNSで個別に投資情報を配信することはありません。

誤ってLINE登録してしまったら?

すぐにブロックし、個人情報を入力した場合は警察や消費者センターに相談してください。

通報はどうすればいい?

YouTubeやFacebook広告には「報告」機能があります。また、先述した警察庁や国民生活センターへの通報も有効です。

まとめ

ポイント

  • 有名人を利用したSNS投資詐欺が増えている
    • 特にAI作成のディープフェイクにより、あたかも本人が喋っているかのような動画広告が急増
  • 実在の起業家・実業家といった人物が使われている。
  • 広告をクリックすると、以下の流れでお金を騙し取られる。
    • LINEなどのグループチャットに誘導される
    • グループチャットのサクラにより成功体験が投稿される。
    • 少額の取引を行うことで詐欺ではないと信じ込ませる
    • 高額の取引をするように持ち掛けてくる
    • 「手数料」「税金の納付のため」などの理由で料金の前払いを要求
    • ある程度の金額が回収出来たら一気に退散
  • 儲かる」「投資」などの広告は、どんな著名人が登場しようと信用せず無視が基本!
  • 実際に被害に遭ってしまった場合は、即通報・支払いに関係する各機関へ即連絡

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