こんにちは。matchanです。
今使っている携帯の電話番号を変えずに通信事業者を乗り換えるMNP。2023年5月より「MNPワンストップ」が利用可能となり、MNPの手続きをより楽に行えるようになりました。
>> 総務省 | 携帯電話ポータルサイト|Q1.電話番号を変えずに乗り換えられるの?
今回は
- MNPワンストップとは?従来のMNP手続きと何が違うの?
- MNPワンストップに対応している通信事業者は?
について紹介していきます。
【MNPワンストップ】MNP予約番号の発行が不要に
MNPワンストップとは、乗り換え先の事業者で手続きをするだけでMNPが出来る方式です。
従来よりMNP手続きをより簡潔・円滑に行えるようにするための取り組みが行われており、「MNP手数料の撤廃」「MNPのワンストップ化」などが検討されてきました。
そして2023/5/24から、大手キャリアや一部のMVNOでこの手続きが可能になりました。
【MNPツーストップ】乗り換え元キャリアでMNP予約番号を発行する
従来の方式であるMNPツーストップは、乗り換え元(契約中)のキャリアでMNP予約番号を発行し、乗り換え先のキャリアで予約番号を使用して乗り換える方式です。
発行したMNP予約番号には有効期限(取得日を含む15日間)があり、有効期限を過ぎた場合は再度MNP予約番号を発行しなおす必要があります。
MNPワンストップでの手続きの流れ
MNPワンストップは乗り換え先の事業者だけで手続きできます。ただし手続きの中で乗り換え事業者にログインする必要があります。
手続きの流れはざっと以下の通り。
- 乗り換え先の事業者で契約の申し込み
- MNPワンストップで申し込み
- 自動的に乗り換え元のサイトに遷移する
- 乗り換え元のサイトにログインし、解約確認
- 確認後、乗り換え先の申し込みページに戻ってくる
- 引き続き申し込みを行う
- 乗り換え先のSIM準備後、回線切り替え手続き
- 回線切り替え完了後、乗り換え元は自動的に解約
MNPワンストップのメリット・デメリット
MNPワンストップのメリット
- 手続きが楽
- MNPツーストップでは、自分でMNP予約番号を発行する必要がありましたが、MNPワンストップではその必要がありません。その分手続きがスムーズになります。
- MNP予約番号の有効期限を気にしなくていい
- MNPツーストップでは、MNP予約の有効期限内に回線の切り替え処理を完了する必要がありました。しかし、SIMの発行タイミングによっては有効期限に間に合わず、切り替えが出来ない場合があります。
- MNPワンストップの場合は、手続きの中でMNP予約番号が発行されるため、基本的には有効期限を気にする必要がありません。ただし事業者によってはMNPワンストップでも、MNP有効期限を過ぎると切り替えができない場合があるので注意が必要です。
MNPワンストップのデメリット
- 手続きはWebのみ
- 現時点ではMNPワンストップの手続きはWebに限られます。
- 対応している事業者が限られる(後述)
- MNPワンストップは2023/5から始まったため、現時点では対応している事業者が限られています。
- MNPワンストップに対応していない事業者から乗り換える場合はMNPツーストップでの手続きとなります。
- 乗り換え元・乗り換え先どちらもMNPワンストップに対応する事業者である必要がある
- 乗り換え元と乗り換え先の通信事業者、どちらもMNPワンストップ対応である必要があります。
MNPワンストップ 対応事業者
2023/12時点でMNPワンストップ方式に対応している事業者は以下の通りです。2024年に開始予定を発表しているところもあります。
- NTTドコモ/ahamo
- ソフトバンク/ワイモバイル/LINEMO
- au/UQモバイル/povo
- 楽天モバイル
- LINEモバイル
- mineo
- 日本通信
- センターモバイル
- LPモバイル
- ジャパネットたかた通信サービス
- llJmio(2024/3頃開始予定)
- イオンモバイル(2024/5下旬開始予定)
- NUROモバイル(2024/6/13開始予定)
- BIGLOBEモバイル(2024/7/10開始予定)
- JCOM MOBILE(2024年度上期開始予定)
まとめ
ポイント
- MNPワンストップは自分でMNP予約番号を発行する必要がない方式。乗り換え先事業者だけで手続きできる。
- 全ての通信事業者がMNPワンストップに対応しているわけではない。
以上、参考になれば幸いです。