こんにちは。matchanです。
最近話題のチャットボット「ChatGPT」。よく取り上げられているけど「結局ChatGPTってなに?」「なんでも返事してくれるすごいツールなの?」となっている方もきっといらっしゃるはず。
今回は「ChatGPTとはこんなもの」というのを難しい説明抜きでざっくり紹介したいと思います。
- ChatGPTがどんなものか
- ChatGPTで何を聞けるのか
について気になる方は参考になるかもしれません。
「ChatGPT」とは?
ChatGPTは2022/11にOpenAI社によって開発された人工知能(AI)チャットボットです。
アカウントさえあれば、現時点では誰でも無料ですぐに利用できます。リリース後しばらくは無料版のみでしたが、2023/2/1に有料版となる「ChatGPT Plus」がOpenAIより発表されています。
チャットボットとは:自動で会話するロボット
チャットボット(ChatBot)は「チャットをするボット」、つまり「自動で会話をするロボット」のことです。
企業サイトの問い合わせチャットやLINEアカウントなどで使われており、こちらが入力した内容に基づいて自動的に返事を返してくれるものです。
チャットボットの種類は主に「ルールベース型」「AI型」があり、ChatGPTはAI型のチャットボットに該当します。
ルール型とAI型
- ルールベース型:あらかじめ決めたルールにもとづいて返事をする
- AI型:AIが過去のあらゆるデータを解析して返事をする
「OpenAI」とは
OpenAIはサンフランシスコ州の人工知能に関する研究を行っている企業です。サム・アルトマン、イーロンマスク氏らによって2015/12によって設立されました。
2019年にはMicrosoftから10億ドルの投資を受けており、Bing AI、Azure OpenAI ServiceなどといったMicrosoftのサービスにはOpenAIの技術も組み込まれています。
「GPT」とは
GPT(Generative Pre-Trained Transformer)とは、OpenAIが開発した文章生成モデルです。詳細はここでは割愛しますが、簡単に言うとChatGPTが人間のような違和感のない会話をするために文章を生成する仕組みです。
無料版で使えるChatGPTは「GPT-3.5」であり、有償版ChatGPT Plusでは最新バージョン「GPT-4」となっています。
GPT-4は従来のGPTに比べて文章生成精度の向上や、テキストだけではなく画像からでも文章を生成できる、いわゆるマルチモーダル対応ができるようになっているとのことです。マルチモーダル対応は現時点ではChatGPTには実装されておりませんが、将来的には実装されるかもしれません。
有償プラン「ChatGPT Plus」
ChatGPTは無料で利用できますが、有償プラン「ChatGPT Plus」も用意されています。月額20ドル(約2,700)で利用できます。
ChatGPT Plus
- GPTのバージョンはGPT-4
- 混雑時でも優先的にアクセス可能
- 学習データは2021/9まで、無料版と変わらず
- Web検索機能を使うことができるように。それにより最新データが取得できるように会った
無償版との1番との違いはGPT-4を使うことができるというところです。
驚くべき勢いでユーザに浸透
こちらの記事によりますと、月間のアクティブユーザ数がなんと2ヶ月で1億人を超えたとのことです。
アクティブユーザ数が月間1億人超えを突破するのにかかった期間はTiktokが9か月、Instagrmで2年半とのことで、ChatGPTがいかに早く浸透したかが分かる結果となっています。
ChatGPTの特徴
これほど話題になっているのは一般的なチャットボットと比べ、やはり「人間らしい返答をしてくれる」ことではないでしょうか。
どんな内容でも大きな違和感のない「それらしい」答えを返してくれる
ChatGPTは基本的にどんな内容に対しても「それらしい」回答をしてくれます。
- おすすめのお店の紹介
- アイデアの考案
- 悩み事のアドバイス
- 提案
- 物語や生地の執筆
- ・・・など
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【ChatGPT】いろんなことを投げかけてみた
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Web上の膨大なテキストデータを分析してテキスト生成する仕組みのため、文法や文脈に大きな違和感がなく、いかにも「それらしい」答えを返してくれます。
会話の流れを踏まえた受け答えをしてくれる
ChatGPTは会話の流れをくみ取りながら返事を生成できるため、より人間との会話に近い感覚でやり取りができます。
例えば通常のチャットボットは1つの会話で完結します。例えば「北海道のおすすめラーメン屋について教えて」「××です」で完結するイメージです。
ChatGPTは「北海道のおすすめラーメン屋について教えて」→「××です・・・」で終わった後、さらに「海鮮のお店はどう?」というように質問すると、『北海道のおすすめのお店を紹介してほしい』という会話の流れを踏まえて返事をしてくれます。
ChatGPTの基本的な使い方
Webブラウザが使えればPC・スマホで利用できます。Webブラウザ版でのアカウント作成~利用の流れは以下の記事にまとめてあります。
-
【今さらながら】ChatGPTを始めてみよう【簡単】
最近何かと話題のAIチャットボット「ChatGPT」。自分で ...続きを見る
iOS版も利用可能に
2023/5/26よりiOS版のみですが、スマホアプリもリリースされました。
ChatGPT
OpenAI無料posted withアプリーチ
-
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注意事項
何事も頼りすぎは禁物です。
間違いもある
単純な調べものをするのあまり向いてない自分で内容を精査する必要があるアイデアを出したりクリエイティブなことは得意です。
例えば次のように大谷選手についてChatGPTに尋ねてみます。
回答は一見もっともらしいのですが、よくよく見ると結構間違ってます。「岐阜県出身」とか「高校野球で完全試合を達成した」など…。
このようにChatGPTが返す内容は正確とは限りません。先ほど計算問題を出してみましたが、難しい計算問題だともしかしたら間違えることもあると思います。
そのためChatGPTの返答を鵜呑みにするのは大変危険であり、その返答の内容を自身で精査す
最新データは反映されていない
『Limited knowledge of world and events after 2021』と記載されている通り、2021年以降の出来事や知識についてはChatGPTに反映されていません。
ChatGPTは、2021年9月までのWeb上のテキストデータを基に作成されているため、最新のデータは反映されていない点にも注意が必要です。
2023/5より有償プラン「ChatGPT Plus」で利用できる機能に『Web検索』機能が追加されました。これにより、Web検索を用いて最新情報が扱えるようになって い ます。
機密情報は入力しない
Conversations may be reviewed by our AI trainers to improve our systems.
Please don't share any sensitive information in your conversations.
システム改善のため、会話の内容がAIトレーナーに提供される場合があるので、ChatGPTとのやりとりで機密情報を共有しないでください。
要は第三者によってやり取りの内容が確認するこ,とができるということなので、個人情報や機密情報は使わないでね、ということです。
AIチャットボットの仕組み上、入力されたデータもまたChatGPTの回答精度を高めるための学習データとして使われるためです。