こんにちは。matchanです。
先日、手持ちのiPhone XSでパシャパシャ写真を撮りまくっていたら、突然シャットダウンしてしまい、再起動後下記のようなメッセージが。
このiPhoneで、必要なピーク電力をバッテリーが供給できなくなったため、突然のシャットダウンが発生しました。
この現象が再度発生しないように、ピークパフォーマンス管理が適用されました。
今回はそのお話。
バッテリーが劣化すると突然のシャットダウンを引き起こす
バッテリーは使用し続けると消耗していきます。消耗が続き劣化が進むと以下のようなことが起こります。
- 満充電してから残量0になるまでの時間が短くなる(バッテリー持ちが悪くなる)。
- バッテリーが最大瞬時給電能力を下回り、システムが突然シャットダウンしてしまう。
1.は分かりやすいと思います。あっという間にバッテリー残量が少なくなり困ったことがある方もいると思います。
使い方によっては1日持たないのでモバイルバッテリーがないと困ったりします・・・
2.は今回のテーマとなっている、私のiPhoneに起こった現象です。
PCでもありうるのですが、機器の電子回路が正常に動作するには回路を構成する電子部品に必要な電力が供給される必要があるのですが、この必要電力は常に一定というわけではありません。例えば負荷がかかる処理を行うと必要な電力が多くなります。
バッテリーの給電能力が必要電力を下回り、バッテリーの給電が追い付かなくなると、電子回路が正常に働かなくなりシステムがシャットダウンしてしまうわけです。
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パフォーマンス管理機能
このメッセージは「パフォーマンス管理機能」という機能によるものです。
「パフォーマンス管理機能」はiOS11.3から実装されており「バッテリーが最大限力を発揮しても必要な電力を供給できなくなってしまったら、システムの処理性能を落とすことで必要な電力を減らし、突然のシャットダウンが起こらないようにしますね」と働く機能です。
iOS 12.1 以降では、iPhone 8、iPhone 8 Plus、iPhone X にこの機能が実装されています。iPhone XS、iPhone XS Max、iPhone XRではiOS 13.1 以降で実装されています。
システムの処理性能を落とすため、アプリの読み込みに時間がかかったり、音量が下がったり、バックライトが暗くなったりするなどといった影響が現れます。
ちなみに「設定」アプリ→「バッテリー」→「バッテリーの状態」でバッテリーの状態を確認することができます。
バッテリーの最大容量を見ると79%・・・だいぶ消耗が進んでいます。
有効になったパフォーマンス管理機能は手動で無効にできる(非推奨)
有効化されたパフォーマンス管理機能は「無効にする...」をタップすると無効化することができます。
が、シャットダウンを防ぐため有効化された機能なので、無効化することでシャットダウンが再発する可能性があるためオススメできません。
バッテリー劣化対策はバッテリー交換しかない
バッテリー劣化に対する根本的な解決としてはバッテリーの交換しかありません。自分で交換するのはオススメしないので、以下の場所で交換対応することになります。
- Appleでの交換対応
- AppleCare+に加入し保証期間内でかつ、バッテリーの最大容量が80%を下回る場合、交換は無料
- 交換対応は「Appleストアへの持ち込み」か「Appleへ配送」の2種類
- ドコモやソフトバンクなどのキャリアで交換対応
- そのほか、修理専門業者での交換対応