こんにちは。matchanです。
皆さんはマイナンバーカードをお持ちでしょうか。総務省によれば2022/8末時点のマイナンバーカード交付率は47.4%。マイナンバーカード事業は2016年から始まってますが、まだまだ普及しているとは言えない状況。
そんな私はマイナンバーカードを取得していますが、いまいち何に使えるのかよく分かっていない部分があります。そこで今回は
- マイナンバーカードを持っていると何ができるのか
- マイナンバーカードを持っていると何に役立つのか
について備忘録としてまとめてみました。
身分証明書として使える
顔写真付きなので免許証やパスポート同様、身分証明書として使うことができます。
免許を取得できる年齢ではない、あるいは返納したなどで免許証を持っていない方でも、マイナンバーカードがあれば身分証明として使うことができます。
マイナンバーの証明に使える
マイナンバー(個人番号)を提示しないといけない場面ではマイナンバーカードがあればそれ1つで証明できます。
マイナンバーカード以外にも通知カードや住民票にもマイナンバーは記載されていますが、それ以外に免許証などの身分証明書が別途必要になることが多いです。
マイナンバーの提示
- マイナンバーカード
- マイナンバー通知カード + 免許証など
- マイナンバーが記載された住民票 + 免許証など
コンビニで各種証明書が発行できる
マイナンバーカードがあれば、コンビニに設置されているマルチコピー機から住民票の写しなどの各種証明書を発行することができます(お住まいの市区町村が、コンビニ交付サービスを提供している必要があります)。
以下は発行できる証明書の一例です(市町村によって発行できる証明書の種類は異なります)。
- 住民票の写し
- 住民票記載事項証明書
- 印鑑登録証明書
- 各種税証明
- 戸籍証明書(全部事項証明書、個人事項証明書)
- 戸籍の附票の写し
- 新型コロナウイルス予防接種証明書
マイナポータルから、行政の手続きや情報確認ができる
マイナンバーカードを使い行政の手続きや、各種情報の確認をオンラインで行うことができるサイトが「マイナポータル」です。役所に行かないとできなかった各種手続きが、スマホやPC1つでできるようになりました。
>> マイナポータル
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利用にはマイナンバーカードを読み取れる機器が必要
利用には利用登録する必要があります。必要なものは以下。
- マイナンバーカード
- マイナンバーカードを読み取れるスマホ、あるいはPC+ICカードリーダー
- 利用者証明用電子証明書パスワード(4桁)
- 署名用電子証明書のパスワード(英数字6~16文字)
マイナポータルではログインのほか、手続きの都度マイナンバーカードを読み取る必要があります(ここは改善してほしい)。
マイナンバーカード読み取りに対応しているスマホ、またPCで使う場合はICカードリーダーがあったほうが便利です(なくてもすでにアプリでログインしているスマホがあれば、PCの画面に表示されるQRコードをスマホで読み取ることで利用できますがかなり面倒)。
また、マイナンバーカード申請時に自分で設定した2種類のパスワードが必要になるので準備しておきましょう。忘れてしまった場合は役所による初期化の手続きをする必要があります。
マイナポータルを使ってできることを紹介していきます。
特定個人情報が確認できる
利用者の特定個人情報について、以下の情報を確認できます。
- 健康・医療
- 健康保険証情報
- 診療・薬剤情報
- 医療費通知情報
- 予防接種
- 特定健診情報・後期高齢者健診情報
- (40歳以上)メタボリックシンドロームに着目した健診結果の情報
- 検診情報
- 医療保険
- 医療保険その他
- 学校保健
- 難病患者支援
- 保険証の被保険者番号等
- 医療保険情報の提供状況
- 税・所得
- 年金関係
- 年金関係
- 公的年金の年金資格記録情報、年金支払額や振込予定日等の給付情報
- 年金その他
- 年金関係
- 子ども・子育て
- 児童手当
- ひとり親家庭
- 母子保健
- 教育・就学支援
- 障害児支援・小児慢性特定疾病医療
- 世帯情報
- 住民票記録情報
- 福祉・介護
- 障害保健福祉
- 生活保護
- 中国残留邦人等支援
- 介護・高齢者福祉
- 雇用保険・労災
- 雇用保険
- 労災補償
健康保険証として利用できる
マイナポータルから利用手続きを行うと、マイナンバーカードを健康保険証として利用することができるようになります。もちろん今までの健康保険証も引き続き利用できます。
医療機関への受診時や手続きなど、以下のようなメリットが見込まれます。
- 受付時に顔認証付きカードリーダーによる受付自動化
- 登録されているデータに基づいた診療、あるいは薬の処方を受けることができる
- 薬や特定健診の情報がマイナポータルで確認できる
- 医療費通知情報がマイナポータルで確認できる
- 特定健診情報(40歳以上の方について、メタボリックシンドロームに着目した健診結果の情報・薬剤情報)について確認できる
- 高額療養費制度など、医療費の支払いに関する手続きが不要になる
- e-Taxと連携し、確定申告時の控除手続きがマイナポータルを通じて簡単に
ただし受診時にマイナンバーカードを健康保険証として使うには、受診先の医療機関も対応している必要があります。
>> マイナンバーカードの健康保険証利用対応の医療機関・薬局についてのお知らせ(国民向け) | 厚生労働省
各種行政手続きがオンラインでできる
各種行政の手続きもオンラインで行うことができます。
以下は手続きできるサービスの一例です(市町村によって利用できる申請サービスの種類は異なります)。ぴったりサービスから、お住まいの市町村で利用できるサービスを検索することができます。
- 妊娠・出産
- 妊娠の届出
- 母子健康手帳の交付
- 子育て
- 保育施設の利用申し込み
- 保育施設等の現況届の届出
- 保育の必要性の認定(支給認定)の申請
- 児童手当の新規申請、口座変更の届出
- 子ども医療費助成 医療証交付の申請
- 高齢者・介護
- 介護保険負担限度額認定の申請
- 要介護・要支援更新認定の申請
- 要介護・要支援認定の申請
- 選挙
- 不在者投票
- 戸籍・住民票・印鑑登録等
- 不在住証明書交付の申請
- 住民票の写し交付の申請
- 住民票記載事項証明書交付の申請
- 戸籍謄本(全部事項証明)・抄本(個人事項証明)交付申請
- 身分証明書交付の申請
- など
確定申告の電子申請ができる(e-Tax連携)
マイナポータルとe-TAX(国税電子申告・納税システム)を連携すると、従来のe-Tax用の利用者識別番号や暗証番号の入力なしでe-Taxにログインできるようになります。
連携することで控除証明書などの確定申告に必要な書類のデータを一括取得し、それらを各種申告書の該当項目に自動入力できるようになっています。これにより、従来よりも入力の手間が軽減されるようになります。
- 医療費控除:医療費情報
- ふるさと納税:寄附金受領証明書、寄附金控除に関する証明書
- 生命保険料控除:生命保険料控除証明書
- 地震保険料控除:地震保険料控除証明書
- 住宅ローン控除:年末残高等証明書、住宅借入金等特別控除証明書
- など
上記にある通り、ふるさと納税における寄付金の受領証明書の電子データを集計し、e-Taxに連携することで紙媒体の証明書が提出不要になるふるさと納税e-Tax連携サービスもあります。
年金の情報確認・手続き(ねんきんねっと連携)
マイナポータルとねんきんネットを連携することで、これまでの年金記録やこれから受け取る年金の見込額など、年金に関する情報を確認できるようになります。
公金受取口座を登録できる
給付金などを受け取るための口座(公金受け取り口座)を登録することができます。
給付金などを受け取る時には、その都度振込先の口座番号などを提示しなければならず手間でした。口座情報をあらかじめ登録しておくことでそれらの手間が省け、緊急の給付金等をより迅速に受け取ることができるようになります。
新型コロナワクチン接種証明書アプリが使える
新型コロナウィルスのワクチン証明書のアプリがあるのですが、マイナンバーカードをスキャンすることで利用することができます。旅行などの必要な際にアプリの画面を提示することで証明ができます。
新型コロナワクチン接種証明書アプリ
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最大2万円相当のマイナポイントがもらえる
2022/6/30から、マイナンバーカードでマイナポイント第2弾が開始されました。
マイナポイントの取得条件、付与ポイントは以下の通りです。
- マイナンバーカードを新規取得、紐づけたキャッシュレスサービスでチャージまたは買い物:最大¥5,000相当
- マイナンバーカードを健康保険証として利用登録:¥7,500相当
- マイナンバーカードと公金受け取り口座を紐付ける:¥7,500相当
マイナポイント
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まとめ
ポイント
- 身分証明書として使える
- マイナンバーの証明に使える
- マイナポータルで各種情報確認・行政利用申請ができる
- 健康・医療
- 税・所得
- 年金
- 出産・子育て
- 高齢者・介護
- 健康保険証として利用できる
- 医療費情報の確認ができる
- 薬剤情報の確認ができる
- e-TAXによる確定申告が楽になる
- 公金受取口座を登録できる
- 新型コロナワクチン接種証明書アプリが使える