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【Windows 11/10】ノートPCでバッテリーの消耗具合を調べる方法

2021-08-19

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【Windows 11/10】ノートPCでバッテリーの消耗具合を調べる方法

matchan

しがない会社員。 自分への備忘録や記録、少しでもプラスになる情報を発信できたらと思います。

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こんにちは。matchanです。

matchan
matchan

使っているノートPCのバッテリーがもたなくなってきてるなあ・・・

こんな経験、ありませんか?

ノートPCを使い続けていると、当然ながらバッテリーは次第に消耗していきます。が「ノートPCのバッテリーがどれくらい消耗しているか」というお話です。

Windows11/10であればどのくらい消耗しているかを簡単に調べられますので、ぜひ試してみてください。

バッテリーが消耗するとどうなるか

ノートPCを使い続けるとバッテリーは次第に消耗します。その結果

  • バッテリーの減りが早くなる。
  • フル充電してからバッテリー切れになるまでの時間が次第に短くなっていく。
  • 最悪の場合ACアダプターを接続していないと電源が落ちてしまう(バッテリー寿命)

といったことが起こってしまうので、必要であればバッテリーの交換を検討することになります。

私が今使っているノートPCも中古で購入したもので、バッテリーも大分消耗しています。

matchan
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フル充電から30分ほどでなくなってしまうほど減りが早いです。

そこで、現時点でバッテリーが新品時に比べどれほど消耗しているかを調べるWindows10の機能を紹介します。

Battery report

Windows10には、バッテリーの消耗具合を確認できるBattery reportという機能があります。

詳細は後述しますが、バッテリーの消耗度合いやバッテリー運用履歴などのレポートを一覧出力してくれます。

レポート出力方法

レポートはhtmlファイル形式で出力されますので、EdgeやGoogle Chromeなどのブラウザで開くことが出来ます。

  • コマンドプロンプトを開く。
    • 手順の1つとしてWindowsキーと「R」キーを同時に押し、「ファイル名を指定して実行」画面で『cmd』と入力し「OK」をクリック。
  • コマンドプロンプト画面で、『powercfg /batteryreport』と入力。
    すると下図のように、記載されたパスに「battery-report.html」という名前のレポートが出力されます。
  • 手順2で記載されているパスにアクセスし、「battery-report.html」をブラウザで開く。

レポート内容

レポートの内容を紹介していきます。

ちなみに添付画像で使用しているノートPCはかなりバッテリーがへたっています(フル充電して30分もちません)。
※無駄にボカシを入れています。

PCの仕様

一番上には、PCに関する情報が記載されています。

  • COMPUTER NAME:PC名
  • SYSTEM PRODUCT NAME:製品名
  • BIOS Version:BIOSバージョン
  • OS BUILD:OSバージョン
  • PLATFORM ROLE:デスクトップかノートか。Mobile:ノート
  • CONNECTED STANDBY:「Connected Standby」機能の有無
  • REPORT TIME:レポート日時

Connected Standby」 は現在はモダンスタンバイと呼ばれていて、PCがスリープ状態の時もバックグラウンドでネットワーク接続を行いメールやメッセージの送受信などを可能にする機能です。

そのため、スリープ時にもバッテリ消費が進んでいきます。

Installed batteries:バッテリーの仕様

Installed batteries ではバッテリーの仕様が記載されています。

  • NAME:部品(バッテリー)名
  • MANUFACTURER:製造元
  • SERIAL NUMBER:シリアル番号
  • CHEMISTRY:バッテリーに使用されている電池種類
  • DESIGN CAPACITY設計上のバッテリー容量
  • FULL CHARGE CAPACITYフル充電した際のバッテリー容量
  • CYCLE COUNTバッテリー容量を100%分使用してから充電した回数
    • 100%分の充電なので、例えば50%分充電→20%分充電→30%分充電と3回充電した場合に1カウントされる。

注目するのは「DESIGN CAPACITY(設計上のバッテリー容量)」「FULL CHARGE CAPACITY(フル充電した際のバッテリー容量)」です。

FULL CHARGE CAPACITYの値がDESIGN CAPACITYの半分以下になってたらバッテリー交換を検討していいと思います。

上記画像ではDESIGN CAPACITYが24,300mAhに対しFULL CHARGE CAPACITYが4,093mAh。すなわち、フル充電しても新品時の17%程度しかないということです。ヘタりすぎですね。

Recent usage:直近3日間の電源使用状況

Recent usageでは直近3日間における電源の使用状況が記載されています。

  • START TIME:開始時間
  • STATE:稼働状態
    • Active:稼働時
    • Suspended:サスペンド時
    • Connected Standby:Connected Standby時
    • Report generated:レポート出力時
  • SOURCE:使用電源
    • AC:AC電源
    • Battery:バッテリー電源
  • CAPACITY REMAINING:バッテリー残容量

上記画像の1行目でいうと「2021/8/15 12:30、AC電源で稼働していてバッテリー残量は100%」ということになります。

Battery usage:バッテリー使用状況

Battery usage」は、Recent Usageをグラフで表したものです。バッテリー運用分にフォーカスをあてています。

下部はグラフごとの情報が記載されています。記録された時間でどれくらい容量を消費したのかを確認できます。

  • START TIME:開始時間
  • STATE:その時点での稼働状態
    • Active:稼働時
    • Connected Standby:Connected Standby時
  • DURATION:稼働時間
  • ENERGY DRAINED:消費割合、消費容量

Usage history:電源稼働履歴

Usage historyはバッテリー、AC電源それぞれの稼働時間の履歴一覧が記載されてます。

  • PERIOD:測定期間
  • BATTERY DURATION:バッテリー運用による稼働時間
    • Active:稼働時
    • CONNECTED STANDBY:Connected Standby時
  • AC DURATION:AC電源運用による稼働時間
    • Active:稼働時
    • CONNECTED STANDBY:Connected Standby時

Battery capacity history:バッテリー容量履歴

Battery capacity historyでは、バッテリの消耗度合の履歴が記載されています。

  • PERIOD:測定期間
  • DESIGN CAPACITY:設計上のバッテリー容量
  • FULL CHARGE CAPACITY:フル充電した際のバッテリー容量

上記画像では2021/4/13-19時点ではFULL CHARGE CAPACITY(フル充電時の容量)が5,530mWhですが、2021/8/3-10時点では4,136mWhとなっていて、約3割ほど容量が減っているのが分かります。

Battery life estimates:バッテリー稼働時間予測

Battery life estimatesはバッテリーの利用履歴を元に、フル充電を基準にした最大稼働時間の推定値が記載されています。

バッテリーの状態のほか、電源オプションの設定によっても推定値は変わってきます。

  • PERIOD:測定期間
  • AT FULL CHARGEフル充電した場合
    • ACTIVE:稼働の推定最大稼働時間
    • CONNECTED STANDBY:Connected Stadnbyでの推定最大稼働時間
  • AT DESIGNED CAPACITY設計上の容量での場合
    • ACTIVE:稼働の推定最大稼働時間
    • CONNECTED STANDBY:Connected Stadnbyでの推定最大稼働時間

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