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【USB】ややこしい!USB3.0/USB3.1/USB3.2の種類について

2021-07-09

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【USB】ややこしい!USB3.0/USB3.1/USB3.2の種類について

matchan

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こんにちは。matchanです。

今回はUSB3についてのお話です。

ここでいうUSB3は、後述する「USB3.0」「USB3.1」「USB3.2」の総称を表します。

要するに「USB3系だなー」と思っていただければ結構です。

今の時代の主流となっているUSB3ですが、PCのカタログを見ると

USB3.1 Gen1(USB3.0) 
USB3.2 Gen1x2

などと書いてあったりして。

matchan
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なにこれ!?USB3.1なの、USB3.0なの!?

調べてみると、その種類・名称について確かにややこしいことになってるんですよね。

今回、そんなややこしいUSB3の情報整理を兼ねた記事となります。

USB3とは

USB3は2008年にUSB3.0の仕様が策定されてから、現時点でUSB3.2が最新規格となっています。

  • USB3.0:2008年発表。転送速度5Gbps
  • USB3.1:2013年発表。転送速度10Gbps
  • USB3.2:2017年発表。転送速度20Gbps

2019年に、次世代USB規格「USB4」の仕様が発表されたため、今後USB3の新規格が出ることはないと思います。

アイキャッチ用USBケーブル
USBの次世代規格「USB4」とは
私たちが普段使っているUSB規格は主にUSB2やUSB3です ...

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参考:USB2.0

ついでに、比較のためにUSB2.0の情報を簡単にまとめてみます。

  • 2000年4月に規格発表
  • 転送速度は480Mbps
  • USB2.0の端子はピンが4本

USB3規格は何度か名称が変わっている

USB3がややこしくなっている理由がこれ。

新規格の登場に伴い旧規格の名称が全て変更されています。

規格名マーケティング名転送速度接続端子
2019年名称変更
USB3.2
2013年名称変更
USB3.1
2008年
USB3.0
USB3.2 Gen1x1USB3.1 Gen1USB3.0SuperSpeed USB5GbpsType-A
Type-C
microUSB
USB3.2 Gen1x2---10GbpsType-C
USB3.2 Gen2x1USB3.1 Gen2-SuperSpeed USB 10Gbps10GbpsType-A
Type-C
microUSB
USB3.2 Gen2x2--SuperSpeed USB 20Gbps20GbpsType-C

一番左の列が、現在の名称です。

2008年に登場したUSB3.0は、2013年のUSB3.1の登場に伴いUSB3.1 Gen1に名称が変わりました。
さらにUSB3.2登場後の2019年、全ての規格名を『USB3.2 Gen〇』と統一することになり、USB3.2 Gen1x1へ名称が変わっているのです。

USB3.0の中身はそのままに、名称はUSB3.2を冠しているのです。

しかも、現名称と旧名称が混在して使われているので、非常にややこしいことになっています。

例えば先ほどの表記↓

USB3.1 Gen1(USB3.0) 

(これは2019年の改名前に書かれた表記だと思われますが)カッコ書きで現名称と旧名称を併記しています。

USB 3.2 Gen1x2以外は、区別しやすいようマーケティング名と呼ばれる別名がついています。USB 3.2 Gen1x2は仕様としては存在しますが、USB 3.2 Gen1x2対応の製品は出回っていないとされています。

転送速度も初期USB3.0(現USB3.2 Gen1x1)の5Gbpsに比べ、最新規格USB3.2 Gen2x2では4倍の20Gbpsを実現しています。

「Gen1・Gen2」とは

Generation(世代)の略で、「Gen2」であれば第2世代を表します。

「x1・x2」とは

信号線の組(レーン)数を表します。例えば「x2」は信号線が2組あることを表します。x2のほうがx1より転送レーン数が多いため、転送速度が速くなります。

USB3.2 Gen2x2」でれば、USB3.2の第2世代で信号レーン数が2組ある仕様ということになります。

よく誤解されがちなのですが、「USB3.2」だから転送速度は20Gbps!というわけではありません。

USB3.2 Gen1x1であれば5Gbpsなので、「USB3.2」という表記には注意が必要です。

2017年に登場した転送速度20Gbpsの「USB3.2」を意味するのはUSB3.2 Gen2x2になります。

ややこしいので、これ以降特に必要がない限り旧名称(「USB3.0」「USB3.1」「USB3.2」)表記で統一することにします。

USB3で使われる端子について

次に、USB3で使われる端子についてですが、最初に誤解されがちなことを。それは

「規格」と「端子の形状」は無関係

ということです。

matchan
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「端子の口がType-AだからUSB3.0/USB3.1」「端子の口がType-CだからUSB3.2」ということではありません。Type-AやType-Cの端子でもUSB2.0ということもあり得ます。

ケーブル購入の際は、 「規格」と「端子の形状」 の2つを確認しましょう。

Type-A

USB2.0から使われていますね。一番よく見かける端子。

  • USB2.0/USB3.0/USB3.1対応。
  • 一番よく見かける長方形のような形。
  • 下位互換性があるため、Type-A端子であれば全て接続できる。
  • USB3.0/USB3.1 Type-Aは端子の色が青色のものが主流。
  • USB3.1 Type-Aは端子の色が緑色のものがある。
  • 端子のピン数は9本。(USB2.0 Type-Aは4本)

Type-B

Type-BはMicro USBやmini USBも含め、外付けストレージやプリンタなど、PCではなく周辺機器に搭載されています。

  • USB2.0/USB3.0/USB3.1対応。
  • 正方形寄りの台形の形。
  • USB3.0/USB3.1 Type-Bは端子色が青色。

Type-C

PC、Androidスマホに搭載されています。

  • USB2.0/USB3.0/USB3.1/USB3.2対応。USB3.2に対応している端子はType-Cのみ。
  • USB Type-A/Bと異なり、上下左右が対象の形。
  • x2(信号線が2組)でのデータ転送を実現(両端がType-C端子の場合)。

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