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【iOS 16】新機能「eSIM クイック転送」とは

2022-10-01

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【iOS 16】新機能「eSIM クイック転送」とは

matchan

しがない会社員。 自分への備忘録や記録、少しでもプラスになる情報を発信できたらと思います。

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こんにちは。matchanです。

2022/9/12から提供が始まったiOS 16ですが、新機能「eSIM クイック転送」が追加されました。

>> iPhone の eSIM について - Apple サポート (日本)

SIMの切り替えがだいぶ楽になるこの新機能について紹介していきます。

「eSIM クイック転送」とは

eSIM クイック転送」はドコモ・ソフトバンク・auなどの通信事業者への手続きをすることなく、以下のようにSIMの転送や切り替えができる機能です。

  • iPhoneで使われている物理SIM/eSIMを別のiPhoneにeSIMとして転送する
  • iPhoneで使われている物理SIMをeSIMへ切り替える

従来、別のiPhoneにSIM情報を移して使いたい場合は以下のような流れでした。

  • 物理SIMの場合
    • 移す元・移す先双方で同じサイズのSIMカードが挿入できれば、SIMカードの差し替えで可能
    • サイズが合わなければ通信事業者でSIMの再発行手続きをする
  • eSIMの場合は通信事業者にてSIMの再発行手続ををする

eSIMは端末埋め込みタイプのSIMなため、別の端末にSIM情報を移す場合は通信事業者に手続きをしないといけませんでした。

eSIM クイック転送の使い方

続いて、eSIM クイック転送の使い方について紹介していきます。条件は以下の通り。

事前条件

  • 転送に使用する全てのiPhoneがiOS 16以上であること
  • 転送先のiPhoneがeSIMに対応していること
    • iPhone XS、iPhone XS Max、iPhone XR 以降
  • 転送SIMがeSIM クイック転送に対応していること
    • 現時点でau、楽天モバイルが対応(詳細は後述)

iOS 16になっていない場合はアップデートしておきましょう。また、現時点ではeSIM クイック転送に対応している通信事業者が限られているので、お使いのSIMが対応しているか確認しておきましょう。

また、転送にはBluetooth/iCloudを使ったやり方がありますが、転送する全てのiPhoneを手元に用意してBluetoothで転送する方法が簡単ですので、ここではそちらで説明していきます。

iPhoneで使われている物理SIM/eSIMを別のiPhoneにeSIMとして転送する

別のiPhoneへSIM情報を転送する方法は以下の通りです。転送先、転送元双方のiPhoneを手元に準備します。

  • 【転送先、転送元iPhone】双方のiPhoneでBluetoothをオンにする。
  • 【転送先iPhone】「設定」>「モバイル通信」>「モバイル通信プランを設定」をタップ。
  • 【転送先iPhone】「近くのiPhoneから転送」をタップ。
  • 【転送元iPhone】「電話番号の転送」が表示される。「続ける」をタップ。
  • 【転送先iPhone】検証コードが表示されるので、転送元iPhoneにコードを入力。
  • 【転送先iPhone】転送候補の電話番号が一覧表示されるので、転送する電話番号の情報をタップ。
  • 【転送先iPhone】転送確認の旨のメッセージが表示されるので「番号を転送する」をタップ。
  • 【転送元iPhone】「転送承認」の画面が表示される。記載されている操作を行う。
  • 転送処理が始まるので、終わるまで待つ。
  • 【転送先iPhone】転送が終わったら、『111』(発信テスト用電話番号)に電話をかけ、無事つながれば終了。

iPhoneで使われている物理SIMをeSIMへ切り替える

物理的SIMをeSIMに変換する方法は以下の通りです。

  • iPhoneで「設定」>「モバイル通信」>「モバイル通信プランを変更」をタップ。
  • 「eSIM に変更」をタップ。
    • 表示されない場合、通信事業者が対応していないためこの方法で切り替えることはできません。
  • 切り替え処理が始まるので、終わるまで待つ。
  • SIMカードを取り外し、iPhoneを再起動する。
  • 『111』(発信テスト用電話番号)に電話をかけ、無事つながれば終了。

通信事業者の「eSIM クイック転送」対応状況

通信事業者の「eSIM クイック転送」対応状況をまとめました。

2022/10/1時点での情報となります。

ドコモ

ドコモは現時点で「eSIM クイック転送」に対応していないので、SIM切り替えには手続きが必要です。特にeSIM発行は長らく続いていた臨時メンテナンスのためオンラインではできず、ドコモショップに出向いて手続きをする必要がありました。

2022/9/14 10:00よりオンラインでの手続きも再開されました。しかしeSIMのプロファイルをダウンロードする際の確認コードがSMSで通知される仕様になっているため、SMSが受信できない環境の場合は手続きすることができません。

>> eSIMについて | ドコモUIMカード/ドコモeSIMカード/eSIMについて | お客様サポート | NTTドコモ

ahamoの場合はこちらです。

>> eSIM発行・再発行の手続き | 申し込みの流れ | ahamo

ソフトバンク

ソフトバンクは現時点で「eSIM クイック転送」に対応していないので、SIM切り替えには手続きが必要です。ソフトバンクオンラインショップから行うことができるようです。

au

auではUQ mobile、povo含め「eSIM クイック転送」に対応しています。受付時間は1:00~2:00、7:00~23:00となっています。

>> SIM(au ICカード/eSIM)のお手続き | スマートフォン・携帯電話をご利用の方 | au

povoの場合はこちらです。

>> SIM クイック転送iPhoneの設定からeSIMを再発行する)

楽天モバイル

楽天モバイルは「eSIM クイック転送」に対応しています。対応機種はiPhone 15以降(iPhone SE 第2世代を除く)となっています。

>> iPhoneからiPhoneへ機種変更時にデータとSIMを移行する設定方法 | 初期設定(iPhone・Apple Watch) | お客様サポート | 楽天モバイル

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