こんにちは。matchanです。
今回は、ちょっとした気になるナゼ?をご紹介します。
こちらは自分が使っている携帯用の外付けSSD(容量240GB)なのですが、PCに繋いで見てみると
と、240GBより少し少ない223GBと表示されています。
うそ、私のSSD、不良品・・・?
というわけではありません。
このようにHDDやSSDの容量表示がカタログスペックより少し少なく出るのはちゃんとワケがあるのです!
HDD、SSD、SDカードといった記憶媒体が対象です。
上記の画像でもGoogle Driveに割り当てられている15GBはそのまま15GBと表示されていますね。
コンピュータの世界では1GBは1024MB
実はコンピュータの世界では計算方法が違っており、以下のように1GBは1024MB、1MBは1024KB・・・と、1000ではなく1024が基準になるのです。
単位 | カタログ記載の容量 | OS上での表示容量 |
1KB | 1000B | 1,024B |
1MB | 1,000KB | 1,024KB |
1GB | 1,000MB | 1,024MB |
1TB | 1,000GB | 1,024GB |
1GBをBに換算すると | 1×1,000×1,000×1,000→1,000,000,000B | 1×1,024×1,024×1,024→1,073,741,824B |
つまり1GBをバイト換算すると1,000,000,000÷1,073,741,824≒0.931となり、カタログスペックの1GBはコンピュータ上では約0.931GBとなるというわけです。
同じように、最初に紹介した240GBのSSDは240×0.931≒223GBとなります。
コンピュータは2進法で扱う
普段私達が数字を扱う時、0,1,2,3・・・9,10,11・・・と数えていくように0~9の10種類の数字と桁を利用してあらゆる数を表現します。いわゆる10進法です。
これに対しコンピュータは0,1,10,11,100・・・と0,1の2種類の数字を使って表現する2進法の考え方になっています。
2進数で桁上がりする0、10、100、1000、・・・10000000000を10新表記に直すとそれぞれ0、2、4、8、・・・1,024となります。1,000より1,024のほうがコンピュータにとっては扱いやすいということです。
容量別一覧
主な容量とOSでの表示容量(カタログ記載の容量×0.931)を一覧にしたのがこちら。おおまか以下の数値に近ければ問題はないと考えられます。
カタログ記載の容量 | OS上での表示容量 |
8GB | 7.45GB |
16GB | 14.9GB |
32GB | 29.79GB |
64GB | 59.58GB |
120GB | 111.72GB |
128GB | 119.17GB |
240GB | 223.44GB |
250GB | 232.75GB |
256GB | 238.34GB |
320GB | 297.92GB |
500GB | 465.5GB |
512GB | 476.67GB |
640GB | 595.84GB |
1TB | 931GB |
2TB | 1862GB |
3TB | 2793GB |
4TB | 3724GB |
6TB | 5586GB |
8TB | 7448GB |
まとめ
ポイント
- OSで認識表示される記憶媒体の容量はカタログ記載の容量より少ない。
- コンピュータは容量の計算が1,000単位ではなく1,024単位なため。1KBは1,024B、1MBは1,024KB・・・として計算されている。
- おおよそカタログ記載の容量×0.931であれば問題ないと思われる。
以上、参考になれば幸いです。